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一人お遍路道中記
2014年から始めたお遍路旅。ひとり八十八霊場を巡礼する道程と旅の記録。
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藤井寺への参拝を終え、いよいよ”遍路ころがし”と呼ばれる難所 焼山寺へ挑みます!

まずは、焼山寺へ向かうバスに乗るため、徳島駅へと戻ります。
【鴨島】9:21→【徳島】10:03 ¥450

徳島駅前のターミナルから出ている、神山町方面行きのバスに乗ります。

佐那河内線 神山高校行き
【徳島】10:35→【神山高校前】11:40
(徳島バス:http://www.tokushima-tdm.jp/bus/bus/)

バスで1時間以上の長旅です。朝の出発が早かったのでバスで十分仮眠が取れそうです。


●佐那河内線時刻表pdf

焼山寺へは神山高校前からバスが出ているようですが(1日3本)バス停が見当たらないのと、次の出発まで2時間以上あるため、ここから歩きで向かうことにしました。
googleさんによると2時間ほどです。遍路地図によると、遍路道をいけば90分ほど。
map

雨にぬれた歩道を行き、山村のような民家が立ち並ぶエリアへと入り込んでいきます。
徐々に歩道は未舗装の砂利道に変化し、ついには車1台が通れるくらいの1本道へとたどり着きました。ここからはもう地図を確認する必要はなさそうです。
(大泉先生がよく言ってましたね。『他に道なんてないだろう』とww)


少し気を引き締めて林道へ侵入します。緩やかな坂道です。次第に雨が強くなってきました。
map

ずんずん進んでいくとどんどん坂が急になっていきます。
たまにgoogleさんを確認しますが、ぜんぜん進みませんww
あと○○分の表示が絶望的ですw

しばらくすると、大きな車道の脇に遍路道へ入るルートが現れました。
木々の間からのぞく ソレ は踏み慣らされただけの獣道です。

山肌を迂回する車道のルートとは違い、山を突っ切って登っていくので、
遍路道はとてつもない急坂です。
未舗装な上に、倒木やコケの生えた石などで滑りやすく、
一歩足を踏み外せば、崖下に転落してしまいそうな危険な道です。
さすがは ”遍路ころがし”

そんなルートでも、道 として多くの人が利用しているんだから不思議ですね。
大師様が守ってくれている と信じてひたすら突き進みます。
map

こうなるともはや山登りです。
まさかこんな険しい道を行くとは思っていなかったので、
普通のスニーカーで来てしまったことを後悔。服装もラフすぎました。。。

いったいいつまで上り続ければよいのか、引き返すにも引き返せないくらい山道を登り続け、
体力も限界に近づき、休憩を挟みながらのスローペースで重い体を引き摺りながらも必死に寺を目指すこと1時間半ほど。
ようやっと、木々に囲まれた獣道から抜け出ることができました。
そして目の前には、寺の参道らしき石段が。
少し見上げると赤い灯篭と『南無大師遍照金剛』とプリントされたのぼりが
立ち並んでいるのが視界に入ってきます。

雨の影響か、高所のためか、あたりは霧に包まれ真っ白。
足元がおぼつかないくらい、視界の悪い状況ですが、
燈篭が霧の中にぼんやり浮かんでいるのが見えたときは
『やっと文明に出会えたっ』と感動しました。
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ここまで来れば、あとは石段を登るだけ。
体力は限界近いですが、ゴールが見えたことで、気力が沸いてきます。
あと一息!

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